- その男はワインが飲めなかった
- 昔に受けたトラウマが原因
- だがしかし現実はそんな事実なんてなにも考えず
- ただ無情に男を責め立てるのであった…
はい、酔いどれのことですよ
こんなナレーションで始めるとハードル上がるやん
上げて落とすからなボクは!!!!!
実はワインが飲めなかった
昔、めっちゃ酒が強かったんよボク
それこそ今よりよっぽどね
- テキトーなチューハイなんかじゃ一生酔わないし
- あったらあった分だけ呑んじゃうような
バカみたいな子だったんよ
それが功を奏したのかなんなのかは知らないけど
よく花見とかお祭りとか人が集まるときにはよく呑ませてもらえたんだよね
ある日の花見
そんな中、中学二年生のときに連れてってもらったときの花見で事件が起きた
ん?昔だよね?
うん、昔ってホント、小学生とか中学生の時の話だよ?
そのときもたくさんのお酒が用意されてて、好きに呑めよ〜状態
そりゃあ呑むさ。呑むこと好きだからね
チューハイとかカクテルをガバガバ呑んでた
ボクよりちっちゃい子も来てて、キャッキャウフフで遊びながら(´∀`*)ウフフ
そんな中、ボクが飲めそうなお酒がなくなってしもたんよね
20本くらい一人で呑んじゃったからね…
困ってると花見に来ていた一人がボクに差し出してくれたのが
【ワイン】だった
いやホント、若いってすばらしいよねーーーーー
呑んじゃったわけですよ、一人で3本も
別に大したことないと思ってたボクはその後も子どもたちとキャッキャウフフ
あぶねえ!!!!
って思ったら倒れてた…
周りの大人、騒然(゚∀゚)
帰ると親ブチギレ(゚∀゚)(゚∀゚)
でもそっからワインの匂いとか味とかすべてがダメになっちゃって、一切呑まずに生活することになったんよね
騙された!(誰も騙してない)
そこから10年の歳月が経ちワインとは距離を置いてたはずなのに…
その日は来た
紹介で入社した店が…
ワインばっかりの店!!!
店に行った時になんかフシギなオブジェあるなあーとは思ったんよ
ワインセラーだったんだねーー
サービスする上で、味がわからんのに勧めるような高等テクニックなんて持ち合わせてないボク
覚えるのか…このドブ水みたいなものたちを…
いろいろ呑んだよ…吐きながら…
でも呑んでくうちに
呑めなくはないかも?
とか思い始めるボク
そんな中で出逢ったのが前に紹介したワイン
- なんだこれは
- 呑めるどころか、うまいぞ?
- なぜだ!!!
ってなって調べまくった
カサーレ・ヴェッキオという天才
イタリアでモンテプルチアーノ作ってる人からしたらYOSHIKIみたいな存在のカサーレさん
- 普通は1本の樹から8つのぶどうができるんだけど
- それを2つしかできないようにしてめっちゃ味の濃いぶどうを作り
- それを惜しげもなく使っちゃうというワインを作り上げた
ほかのワインとはケタがちがうくらいにうまかったのだ!!!
カンタンにハマるアホな酔いどれ
そんなもん調べた日には、お酒のことが大好きな酔いどれおおよろこび
おもしれえ!!!
そっからとにかくいろんなワインを見てはネットで調べる調べる
さすがは歴史ある酒!おもしろい!!
気がついたらワインにけっこう詳しくなっちゃってて
ちがいがわかるようになったころには
トラウマなんてどこへ?ってくらい呑めるようになってしまっていたのだ!
そして酔いどれはその名に恥じないよう、またも新しい酒を覚えるのであった…
つまり
トラウマなんてホントこんなもんなんだなって気づいた
そりゃあ
- 中学生なんて舌の肥えてないガキンチョが
- なんとなく呑んでたやっすいおいしくないワイン
と
- イタリアでは神とか言われちゃってるようなすげー人がつくった
- こだわりのつまりまくったワイン
なんて比べるのもおこがましいレベルなんだけど
知らないってのはホントに物事をちゃんと見ることができないってこと
ちゃんと知れば、イメージも変わるし好きにもなれるかもしれない
呑めるようになってからまず思ったのは
もったいなかったなあ
ってこと
まずは知ろう!もったいないぞ!
みなさんもまず深く知ってみるってことをオススメするよー
ってことで
またねっ
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